最近、巷では「AIがすごい」「AI時代だ」と騒がれていますが、**「じゃあ、実際の自分の業務にどう落とし込めばいいの?」**と戸惑っている方も多いのではないでしょうか。

私も初めはそうでした。しかし、自分で様々なAIツールを触り、実際に業務用のシステムを開発(DIY)してみる中で、「AIに何ができて、どう役に立つのか」という輪郭がだんだんと見えてきた気がします。

今回は業務でもある「営業代行」や「Web・広告制作」での実体験を交えながら、AIを業務に落とし込むためのヒントをいくつかまとめてみたいと思います。

1. 最初の一歩は「自分の手元にある業務」を任せてみる

AI導入で一番分かりやすいのは、**「今、自分が実際にやっている日常業務をAIに任せてみる」**ことかもしれません。

自分が普段行っている作業だからこそ、AIが出した結果の「良し悪し」がダイレクトに判断しやすく、効果も実感しやすいはずです。

たとえば、日々の「メールやチャットのやり取り」です。 いただいたメールを一度AIに読み込ませて、返信のベースとなる文章を考えてもらう。もちろん最終的な「承認(送信)」は自分で行いますが、これだけでも業務の進め方は大きく変わるのではないでしょうか。

AIを使うことで、単に「作業が楽になる」というよりは、**「今まで時間がなくて手が回らなかったことまでできるようになる」**という感覚に近いです。まるで、優秀な秘書が何十人も横についてサポートしてくれているような、そんな心強さを感じています。

2. 「圧倒的なスピード」を活かして、テストの回数を増やす

Web制作や広告運用の現場でも、AIは大きな変化をもたらしているように感じます。

私の仕事でもLP(ランディングページ)制作を行うことがありますが、以前はAdobeのソフトでデザインを作り、コーディングをして、サーバーにアップして……という工程を踏んでいました。 しかし、HTMLなどのコード生成はAIが最も得意とする領域の一つです。今では、そういった制作業務の8割くらいはAIに任せられるようになってきた気がします。

もちろん、細部までこだわった「質の高さ」で言えば、まだ人間がじっくり作った方が良い場合もあるかもしれません。

ただ、AIの強みは**「10倍のスピードで作れること」**です。 10倍の速さで作れるということは、10通りのA/Bテストが回せるということです。ボタンの配置や文言を少し変えるだけでお問い合わせ率が変わるような緻密なマーケティングも、AIのスピードがあれば、誰でも手軽に高速でPDCAを回せる時代になったのではないでしょうか。

3. 「定型フォーム」から「AIチャットボット」への進化

顧客対応の面でも、分かりやすい変化が起きています。

これまでのお問い合わせフォームは、「名前」「メールアドレス」「お問い合わせ内容」といった固定の枠組みしかなく、決まった情報しか取得できませんでした。

しかし、これを「AIチャットボット」に置き換えるとどうなるでしょうか。お客様一人ひとりの細かな疑問に対してAIが柔軟に対応し、会話を広げてくれるため、結果的により「解像度の高い、確度の高い情報」を得られるようになってきていると感じます。

「AIにどう対応させるか」というコントロールも、昔に比べて格段にやりやすくなっているため、下手なマニュアル対応よりも、AIの方がスムーズな案内をしてくれるケースも増えてきそうです。

4. 「SaaSを探す」時代から「専用ツールを自作する」時代へ

ここまでの経験を通じて一番強く感じるのは、これからは**「自分の悩みを解決するための専用ツールを、自分で簡単に作れてしまう時代」**になりそうだということです。

たとえば営業代行の業務で、「ターゲットのリストを抽出して、一社一社に合わせたトークスクリプトを作りたい」と思ったとします。
(↓実際に開発しましたので導入したい方は↓)
開発した営業・スクリプト生成システム詳細

以前なら、「そんなことができるSaaS(外部サービス)はないか?」と探していましたが、今ならAIに「こういう条件でリストを作って、こういうスクリプトを生成する仕組みを作りたい」と相談すれば、必要なコードやシステムの作り方を教えてくれます。

AIにやり方を教えてもらいながら、自分の知識もアップデートしつつ、自社専用のツールを組み上げてしまう。極端な話、「もう高額な外部のSaaSに頼りきらなくても良いかもしれない」とすら思えるようになってきました。

おわりに:唯一の懸念点は「キリがない」こと?

AIを業務に落とし込むことで、できることの幅は無限に広がっていきます。 データベースの扱い方やプログラミングの知識など、分からないことはAIが専属の家庭教師のように伴走して教えてくれるので、非常にメリットは大きいと感じています。

ただ、一つだけ懸念点があるとすれば**「やれることが多すぎて、キリがない(時間が溶けてしまう)」**ことかもしれませんね。

「あれも自動化できそう」「こんなツールも作れそう」と夢中になりすぎないよう、本来のビジネスの目的を見失わずに、うまくAIという相棒と付き合っていくのが良さそうです。

まずは、皆さんの手元にある「ちょっと面倒なあの作業」から、AIに任せてみてはいかがでしょうか。

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